atok

此は使いやすいんだろうか何か。何が使いやすいんだか俺にはさっぱりわからないのだが、とりあえず使用期間が最後であるので使ってみることにした。適当なことを並べていっていつになったら変換ミスを起こすか試してみる。とりあえず俺のIME-ON/OFFはshift-ESCであるのでその設定を行う。次に何もすることがなくなったのでとりあえずつらつらと時を並べていく。あ、ミスった。誰がいったい時を並べるというのだろうか。雨音と飛行機の爆音が交じっているので俺の思考もそこに混ぜながら効率の有無と作業の失敗を顧みる。正直、全くメリットは感じない。普通であることは当たり前のことであるからだ。その普通を今は買わなければいけないのだなと思う。

何がいいのだろう。何がいいのだろう。何もわからない。前後不覚。逆さクラゲ。奇妙奇天烈。生涯現役。逆さ文字。不憫なお姉さん。大人、ときどき少年。日本語はどのようなときに間違えるのだろう。失策。失錯。殺菌。錯角。作陶。倒錯。ひらがなで入力します。なにがいいの?なにがいいの?なにがわるいの?変態なの?帰ることは返ることに等しい。返すことは桜の木の死体に背く。背中に視線を感じ、従来通りの手順を踏んでいるのに違和感が発生することが忘れられない。朝には不眠を後悔し、夏には不動を呪い、霧には先を憂う。薔薇には朝露が似合わず、月は海に嫌われる。三椏の槍は不快を殺し、潰し、怨念にまでささやきかけ、空の中心を貫く。トマトを投げつけ、オレンジを愛し、オリーブを収穫する頃には世界は一巡し、父親は優しくなり母親は優しくなった。落下中に思うことはビルとビルの間で興る喧騒であり、流れながら想うことは普段飲まない野菜ジュースと黒い果実。毛布を山に掛けて、夜がすぎ、朝になれば木々が怒り赤く染まる。花が詰まり、役に立たなくなった下水道を毎日さらうは春の終わり。一定のリズムで刻むチョークの削り音は夕日が沈む頃には酷くなった。黒板は緑であり、チョークが黒になることは可笑しい。絶対に。アイスが溶けて風に飛ばされることを決意し、しかし飛ばされずにいるこの理性は

理性はしがみつく。しがみつくは理性。しがみつかなければ理性ではない。何に。感情に。理性は失われるが感情は消えないために。

全ての音楽は物語であるのだ。それは前後の文脈の中でのみ正確な意味を餅、

餅?