間違った未来を見てみる

簡単だ。OLがしゃちほこを頭にのっけて生活する世界を想像してみればいい。
若者が歩ける寝袋(http://www.cgmguide.com/25/20061016012357.html)を着て渋谷を往来している世界を想像してみればいい。

しかし、金で全ての価値が一元化された世界では、ほぼ全ての未来(原理的に不可能なものを除く)が可到達*1である。
しゃちほこであろうが歩ける寝袋だろうが、それを着続けている者に1千万ほど渡すようにし、それをしない者は1億ほどの罰金。何とも簡単にお好みの世界が実現する。

もちろん金はほぼ無限に必要だ。
というか、そもそも現実世界は金で一元化などされていないけど。まあ幾らかの事柄を無視してあげれば、それに近似できる世界ではあると思う。あと実際にはインフレも起きるし。

世界をプラント(制御対象)とみなし、それに金(入力)を入れることで世の中を変える。
世界が目的とする未来(目標値)から離れていくならば、その原因に応じて金を投与、目標値に収束させる。
どんだけ金が要るんだよ。

入力を最小にしようとしたところで、ほぼすべての未来は実現不可能だ。

制御対象への入力を金じゃなくてモノにしてみると少し見方は変わってくる。
圧倒的なポテンシャルを持ったモノは、幾度も世界を変えてきた。
鉄。火薬。蒸気機関。モーター。パソコン。インターネット。ですのーt

入力を思想にしてもいい。
哲学。宗教。科学。主義。

人でもいいかもしれない。
最も、これは人ではどうにもならないが。
観察者にとっては楽しいだろう。


未来を見るとは何だろう。非常に気にかかる。
未来を想定し、そのために現在必要なものを構築していく。ふむ、わかりやすいフィードバックだ。
しかしその程度の入力でいいのか?
いいのか。世界を限定すればできなくはないか。その限定した(モデル化した)世界が圧倒的な影響力を持っていればよい。

出来るなら思想だな。科学は進歩しようとも、ヒトは一向に進歩しない。
思考に最適化されたデファクトスタンダードを作り上げて行くべきだろう。
何故思考は統一されないのか。義務教育ではそこまでいかないからか。
知識を詰め込むので精一杯なのか。
論理すらろくに教えないこの教育はどうなんだ。
大学まで来て論理すら身に付かないこのヒトはどうなんだ。

出来るならもう少し良い言語を作りたい。


*1:制御工学において、原点からある内部状態までに、有限時間で到達できること。可制御とほぼ同じ意味