進化しすぎた脳
進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)
- 作者: 池谷裕二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/19
- メディア: 新書
- 購入: 49人 クリック: 230回
- この商品を含むブログ (256件) を見る
脳の働きは身体のつくりに依存する、というのは面白いな。
人の脳は、人が意図する0.5秒前に働き始めると言う現象があることは聞いていた。実験内容が書いていなかったから良くわからないのだが、要するに人の意識は「入力」ではなく、「出力」であるということだろうか。
モニタのディスプレイに出力されたものしか見ることが出来ないように、「意識」と言うディスプレイに出力されたものしか認識できないということか。たとえ入力であったとしても、「入力を入れた」という出力を認識しているだけ、と。
もしそうであるなら、言葉を想起する過程がわからないこととか、動こうと意図するだけで動く身体とかも理解できる。意識への出力をしていないだけなのだろう。
ユーザーイリュージョン―意識という幻想は読むべきだろうか。高いんだが。
#これ動いてるの見てみたい。