成長

人は、はじめのうちは感覚に頼って成長すると思う。つまり、幼年期から少年期にかけて身につけた感覚によって。
幼少期に身につける感覚というものは一人一人違うものだ。その感覚が、たまたまある分野(スポーツや音楽等)にマッチすると、下手をするとプロ程度まで、感覚のみで成長することができる。これが俗にいう「天才」というものだと思う。


しかし、ある程度まで上手くなったときに、途端に成長が鈍くなることがある。
人によってはそれが小学生で、または社会人で。またある人は一生来ない。一生来ないということはほぼないと思うが。
だから、その壁にぶつかって以降、成長できるかどうかが大切になってくる。
壁を乗り越える方法は、人によって様々だろう。しかし、その方法を見つける方法はほぼ共通していると思う。


言葉にして考えることだ。
声を出せ、というのではない。言葉をもって考えるのだ。
言葉を使って自分の問題点を指摘できるならば、その後も人並み以上の早さで成長することが可能だろう。
自分で無意識に避けていたコンプレックスをもし言語化できるならば、それもまた解消できるだろう。
それらができない人は、良い師に出会って問題点を指摘してもらうのだな。


理系で言葉をないがしろにしている人は、人生を損し過ぎていると言って過言ない。
日常生活、研究どちらにおいても。