商店街にブルックナーを流してるのは誰だ。

最寄りの商店街にて人々の隙間をかいくぐって自転車で駆け抜けていると何故かブルックナー4番1楽章が流れている。
どうやら選曲者にクラシック好きがいるらしい。いつかは「こうもり序曲」が流れていたっけ。まあ俺ヨハン・シュトラウス2世の曲はよく間違えるので「雷鳴と電光」だったかもしれない。とりあえず弾いたことある曲だった。関係ないけどシュトラウス好きのオーボエ吹きは今一体どうしてるだろう。

こうもりは軽快だし商店街のBGMとしてもなかなか良いね、とか思ったものだけど、ブルックナーは似合わない。しかしそのうちその似合わなさが逆に良いとか、4番選んでるあたり良心的だよねとか思い始め、とりあえず選曲者よくやった!と心の中で絶賛しておいた。
こうしてその商店街にはいつの間にかブルックナー好きが増えているのです。

ブルックナーの中では一番聞きやすいんじゃないだろうか。
「ロマンティック」という副題がついている。どの辺がロマンティックなのかは俺はいまいちわからないけど。ロマン主義やロマン派に詳しい人なら分かるのだろうか。

弦のトレモロの上での牧歌的なホルンから始まって、ブルックナー4番頻出の2拍+2拍3連のモチーフへとつながる。霧に包まれた街の朝から始まる交響曲。その後気鳥の囀りが聞こえる爽やかな朝食。何かのイベント発生。や、適当だけど。
2楽章「午前」。
3楽章「昼下がり」。
4楽章「夕暮れ」。まあ全部適当だけど。

朝比奈さんのブルックナーはどうも好きじゃないけど。もう少しテンポゆっくり目が好きなのだが。
10:35からの強奏に続く11:32からのペットとトロンボーンが大好きだ。ロマンティックじゃないですかなんとなく。


みんなコンビニとか松屋あたりでもっとブルックナー流すと良いと思う。「なにこのコンビニ雰囲気がやけにシック」とか思われて客がつい立ち寄りたくなること間違いなし。