バクマンの致命的な誤植

少年ジャンプ2009年08号P149の2コマ目。

つまらなくないけど
金未来杯に出した
「エンジェルデイズ」と同じ感じ
教科書どうりってまた言われそう
何かひとつ抜け出たものがないと
同じ結果になると思う

おいおい集英社の編集ちゃんと見ろよ小学生レベルのミスだぜこれ。
正しくは「どおり」だ。漢字で書くと「通り」。
感心したときに発する言葉は「どうりで」。漢字で書くと「道理で」。
この誤植のせいで全国の小学生の2000人は誤解しただろうな。


まあ誤植なんてプログラムのバグがなくなんないように完全になくすことは無理だろう。そもそもマンガに出てくる文章なんて口語ばかりだから、その性質上、正確な文章なんて原理的に不可能とも言える。
しかしこれは誤植のなかでも致命的だ。
飼い犬を蹴られてつい


なっ、何をするだァッーー!!!

とか叫ぶのはしょうがないと思うよ。しようがない。
というのは嘘だけど。まあ別に誰もそんなの間違えて覚えたりしないよ。ネタで叫ぶだけだよ。


しかしこのような、子供が勘違いしそうな誤植は落とすべきではないだろ。
集英社は長年営業しているわけだし、誤植データベースとかあるんだろ。なら疑わしい場所の抽出は簡単だろうに。
「確信犯」は「わざと」という意味ではない。そもそも少年マンガで使うべき言葉でもない。
役不足」はもう漫画家に使わせるな。代案を出せ。使わせるのだったらせめて注釈をつけろよ。
「すべからく」に「すべて」という意味はないぜ。「べし」と一緒に使わないと意味がない。


そろそろ言葉を扱う企業は、言葉に対するポリシーを作るべき。IT企業がセキュリティポリシーを作るように。
作ってある企業あるのかな。